子供による犯罪、モラルの崩壊・・・――― それは、今ニュースや新聞などで連日大きく取り上げられる悲しい現実です。
上げていけばキリがありません。こういった犯罪や社会問題は、子を持つ親にとっても現代社会にとっても大きく切実な社会問題です。このような社会問題と、『環境』と『教育』とは切っても切り離せない関係にあります。 では、具体的にどのようなものが挙げられるのでしょうか?
子供達をこのような状況にしてしまっている原因は、しばしばわれわれ大人にもあるのです。かわいがりすぎるが故に与えてしまう物・物・物・・・遷り変わってゆく社会情勢と相まって現代のこのような環境を生み出してしまっているのではないでしょうか?
こうした環境は悪影響として、感受性の高い子供や幼少期にあたる子供の小さな心に痛いほどつきささります。そうした意味で、現代社会はまさしく子供達にとって『好ましくない環境』と言えるでしょう。そこで、これらの問題を解決すべく現在あらゆるところで活発に行われて始めているのが、『育脳教育』なのです。
図1 ふつうの子供の脳の容量
こちらの図をご覧下さい。 今、まさに器の中に水を入れようとしているところです。確かに普通に水を受け止める事ができるでしょう。 下の図も同じです。 しかし、受け入れられる容量というのが全く違っています。この器があなたのお子さんの器であり、また水が学習内容(ex:言葉・文字・九九・漢字…)だとしたらどうでしょうか? 育脳とはまさに、この器そのものを大きくすることで無理なく学習をし、また心の大きさをも養おうという画期的な考え方なのです。
図2 育脳教育の理想とする脳の容量
重要な事は、神経細胞と神経細胞の接点(シナップス)が増えている6歳ぐらいまでの間にこそ、きちんとした教育と環境を用意しないと、減ってからでは遅いということです。
しかし、一つこんな事を聞いたりしないですか? 『医者の息子は医者になる』。 才能なんてものは、遺伝によって決まるのでは? とお思いの方もいるかもしれませんね。これについては読売新聞にこのような内容が掲載されていたのでご紹介しましょう。
▽2003年11月14日読売新聞より抜粋▽
Q:生まれつき同じ仕組みと数の脳細胞を持っているのに、※認知力に差が出るのは何故ですか? ※認知力=考え・記憶・学習・注意能力などの事
A: 今の脳科学の知識では、私達の脳は全ての可能性を持って生まれてくる。ちがいはその後の学習・教育・環境が全て。才能とは、どういう環境に置かれたものかであって、生まれ持った素質は10%も影響しない。 これが現在の脳科学の考え方だ。
回答されたこの方は東北大学医学博士の川島隆太教授。 大脳生理学の世界的第一人者の方です(公式ホームページ)。 多くの書著を持たれ、ご自身の経験から子供の育脳には特に力を入れられています。当園では、川島教授が推奨する教材を利用したカリキュラムをご提供いたします。
東北大学医学博士 川島教授
ここに一つのお話があります、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。『狼少女』です。ご存知でない方の為にご紹介致します。
1920年、インドのカルカッタ村付近の山中に、怪しげな人影が出るという噂が流れました。シング牧師夫婦がその噂を確かめるため山に入ったところ、狼の洞窟の中に2人の少女を発見しました。 なんとこの2人は狼に育てられていたのです。 シング牧師夫婦はこの2人を引き取り養育しました。発見当時この2人の少女は、人間の子供というよりもむしろ狼の子供といえるほど野生的でした。4本の足で歩き、生肉を食べて、夜になると目を輝かせて遠吠えするのです。 推定年齢1歳半と8歳の2人の少女は、アマラとカマラと名付けられました。
物事を習得する時期にも"旬"がある。
彼らは少女たちが人間の生活に戻れるよう献身的に養育しましたが、人間性の復帰はなかなか進みませんでした。1年半でやっと直立歩行(走るときは4本足に戻ります)ができましたが、言葉の習得は難しい課題でした。結果として4年目にして6語、7年目で45語、9年目でやっと3歳児程度の会話が出来る程度の進歩しか見られなかったのです。ついに8歳まで狼に育てられた少女は、9年間の献身的な養育にも関わらず、直立歩行も言葉の使用も完全にマスターすることはできませんでした…。
人間の基本的能力である直立歩行もコミュニケーション手段としての言葉も、決して本能的なものではありません。 これは潜在的能力と本人の努力に加えて、両親を中心とした周囲の人の献身的教育によって獲得されていくものです。つまりヒトに生まれても、人間社会の中で、ヒトの手によって人間教育と学習がされなければ、人になることはできないのです。 この事からも、人間形成において、誕生後の環境や教育がいかに大切かということが考えられると思います。また、9年かかっても人間になりきれなかった事実から、基本的能力の習得には、その習得にふさわしい時期があり、それを逃すと容易には習得できないということがご理解頂けるかと思います。
脳は各部によってさまざまな役割があるというのはご存知の通りです。大まかには下記の図のようになっております。 私達は、育脳をベースとすることで、英語をはじめとした言語のスキルのみに特化するのではなく、『前頭前野』も刺激する事により、人が人としてある為に一番大切な心の部分の育成にも力を入れています。
前頭前野というのは、人の心となるべき大切な物を管理する部分です。 例えば…。 ・記憶力 ・探究心 ・社会性 ・希 望 ・好奇心 ・情緒の力 ・主体性 ・夢 ・幸福感 ・独創性 ・理性 ・行動の制御 ・達成感 ・モラル ・コミュニケーション力 ・感情の制御 などなど…。 こうした心を育む事をベースに、より苦労なく楽しくバイリンガルへ育成するのがインターナショナル・バイリンガル・キンダーガーデンが出来る社会貢献だと考えております。